ESXi 7.0の新規インストール
Posted : 17 Apr 2020ESXi 7.0を新規インストールし、Host Clientに接続できる状態まで設定する。
インストール手順は旧バージョンのESXiと大きな差異は無い。
ハードウェア要件の確認
ESXi 7.0インストール時の注意点として、本バージョンより対応しているCPUが変わっている。以下のCPUは使用できないため注意すること。
- Intel ファミリ 6、モデル = 2C (Westmere-EP)
- Intel ファミリ 6、モデル = 2F (Westmere-EX)
詳細はVMware vSphere 7.0 リリース ノート - 本リリースへのアップグレードおよびインストールをサポートしない CPUを参照のこと。
対応しているハードウェアの公式情報はVMware Compatibility Guideを参照のこと。
インストーラの作成
My VMwareより、ESXiのインストーラ(isoファイル)を取得し、boot mediaとしてCD(またはUSBフラッシュメモリ)を作成する。
- CD/DVDインストーラ作り方
ESXi インストーラ ISO イメージのダウンロードおよび CD or DVDへの書き込み - USBフラッシュメモリ インストーラの作り方
USB フラッシュ ドライブのフォーマットによる ESXi インストールまたはアップグレードの起動
インストール
作成したインストーラをサーバに挿入しインストールを開始する。
F11キーを押してインストールを開始する。

EULAを一読した後に、F11で承諾する。

ESXiをインストールする対象のDisk装置にカーソルを合わせEnterキーを押す。

キーボードレイアウトを指定する。次の画面ではESXiのパスワードを設定するため、記号などのキーマップがズレない様に接続しているキーボードと同じレイアウトを指定すること。

ESXiのrootユーザーのパスワードを指定し、Enterキーを押す。

ハードウェアのチェックが行われ、要件を満たしている場合はインストールの確認画面が表示される。
ウィザードを進めると、インストール対象として選択したDisk装置のデータが削除されるため注意すること。
問題ないことを確認できたらF11キーを押す。

インストール処理が行われる。

Installation Completeと表示されたらインストール完了である。 Enterキーを押してサーバを再起動する。

初期設定
再起動が完了したらIPアドレスの設定を行う。
DCUI(ローカルコンソール)上でF2キーを押す。

認証情報を入力してEnterキーを押す。
- Login Name : root
- Password : <インストール時に指定したパスワード>インストール時に指定したパスワード>

十字キーでConfigure Management Networkにカーソルを合わせ、Enterキーを押す。

十字キーでIPv4 Configurationにカーソルを合わせ、Enterキーを押す。

十字キーでSet static IPv4 address and network configurationにカーソルを合わせ、IPアドレスを設定した後にEnterキーを押す。

ブラウザから指定したIPアドレスに接続し、認証情報を入力してEnterキーを押す。
- ユーザー名 : root
- パスワード : <インストール時に指定したパスワード>インストール時に指定したパスワード>

無事にログインできればインストール、および最低限のネットワーク設定は完了となる。

Enjoy!